はじめに 小型犬=おバカ、と思っていませんか?

「チワワってよく吠えるし、ちょっとおバカで気分屋よね」
そんな印象を持っている方、正直に言ってください…いますよね?
実は私も、昔はそう思っていました。
でも、我が家に2匹のチワワがやってきてその考えは180度変わりました。
なぜなら——
- 「お水を飲んで」と言えば給水場へ行き水を飲み
- 「おもちゃを片付けて」と言えば1つずつ箱に片付けて
- 「誰か来たかも…」と言えば、カーテンを開けて確認しに行く
……という、まるで“言葉が分かる犬”と暮らしているからです。
本シリーズでは、そんな言語理解能力の高すぎるチワワとの日常を実話でご紹介していきます。
「お水飲んでね」でトコトコ移動 → 給水完了!
ある夏の日の昼下がり、私はいつものようにソファでくつろぎながらチワワに声をかけました。
「今日は暑いからお水飲んできて!」
すると、寝そべっていたチワワがムクリと起き上がり
スタスタと水飲み場へ移動。そして——
ちゃんとお水を飲んでいるんです。
しかも飲み終わったあと、振り返って私の顔を見つめてくる。
「飲んできたよ、見てた?」とでも言いたげな表情で。
最初は「たまたまだろう」と思っていました。
でもこれ、毎回やるんです。
試しに別の日、別のタイミングで「お水を飲んで」と言ってみたら、やっぱり水を飲みに行く
偶然では説明がつかないレベルで、“言葉の意味”が伝わっていると感じます。
おもちゃ片付けて、と言ったら片付け始めた日

これは本当に驚いたエピソードです。
夜のリビングで、遊んでいたチワワたちにこう声をかけました。
「そろそろ寝るからおもちゃを片付けてね〜。」
すると、1匹がすっと立ち上がり、くわえていたぬいぐるみを咥え直してトコトコとおもちゃ箱へ移動。
そして、ポトン
「まだあるよ?」と言うと
次のおもちゃを持ってきて、ポトン
……全部片付けたんです。
私はただ、口をポカンと開けて見ていました。
もちろん教えた記憶はありません。
でも、日常の中で「片付けて」「おもちゃ箱に入れてね」と繰り返し話しかけていたのがちゃんと伝わっていたのでしょう。
「理解してる」って、こういうことか…
そう思わされた夜でした。
「誰か来たかも」でカーテンを自分で開ける犬
これもある意味で「防犯犬」レベルの出来事です。
私がふと窓の外を気にしながら言いました。
「なんか誰か来たかも。ちょっと見てきてくれる?」
するとチワワが立ち上がり、リビングのカーテンへ一直線。
そして前足で、カーテンを器用に開ける!
カーテンの隙間からじーっと外を確認して
何もなさそうだと判断すると、くるっと振り返って私の方へ。
「大丈夫だったよ」みたいな顔で戻ってくるんです。
それ、警備業務こなしてませんか?
しかも指示語「見てきて」まで理解してるって、もうすごすぎる。
言葉が伝わる関係って、心が近い証拠なのかも

こうして書いてみると、自分でも「うそでしょ?」と思ってしまいます(笑)
でも、すべて日々の実話。
そして大切なのは、特別な訓練ではなく 日々の暮らしの中で繰り返し声をかけてきたこと。
犬は飼い主の言葉を“音”として覚えるだけでなく
文脈や気持ちごと受け止めているのかもしれません。
うちの子がわかる言葉リスト(抜粋)
- ごはん
- お水飲んで
- おもちゃ片付けて
- 誰か来たかも、見てきて
- お散歩行くよ
- 寝るよ
- ちょっとそこどいてくれる?
- 「〇〇持ってきて」シリーズ(ぬいぐるみ、ボール、)
あなたの愛犬にも、「もしかして伝わってる…?」という言葉がありませんか?
次回予告「お散歩行くよ!」で喜ぶチワワと隠れるチワワ
このシリーズでは、愛犬たちのちょっと不思議で、ちょっと感動的な日常をお届けしていきます。
次回は、また別の“言葉理解エピソード”をご紹介します。どうぞお楽しみに!
最後に: 犬は思っているより、ずっと賢い
言葉が伝わる犬なんて、「テレビでよくしていたけどホントかな?」
過去の私は正直疑っていました、でも今は思います。
「ちゃんと伝わるんだな」と
この記事が、あなたと愛犬の“会話”のきっかけになりますように。
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