【はじめてのワンちゃんケア】これだけは知っておきたい!ノミ・ダニ・フィラリア・ワクチンの基本

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Cute boy with pug dog on floor

こんにちは!これからワンちゃんを家族に迎えようとしている方、                                 そして飼い始めたばかりの方、おめでとうございます。
毎日が愛らしい仕草や表情でいっぱいになり、きっと楽しい日々が始まることでしょう。                        でも、初めてのワンちゃんとの暮らしは「何をしたらいいの?」「予防って何が必要なの?」                          と、不安になることもありますよね。

そこで今回は、健康に長く一緒に暮らすために絶対に欠かせない「4つのケア」と                              あくまで目安ですがそれぞれの費用にについてもご紹介します。

具体的には以下の内容です:

  • ノミ・マダニ予防
  • フィラリア予防
  • 混合ワクチン
  • 狂犬病ワクチン
Vet hugs cat and dog at veterinary clinic. Empty space for text.

1. ノミ・マダニ予防は“春から秋”が特に重要

お散歩が大好きなワンちゃんにとって、草むらや公園は楽しい場所ですが                            そこにはノミやマダニといった厄介な寄生虫が潜んでいます。

これらに刺されるとかゆみ・皮膚炎・貧血を起こすだけでなく、                               バベシア症やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)といった命に関わる感染症を                         引き起こすこともあります。

予防の方法は、首の後ろに垂らすスポットタイプや、月に1回飲むタイプの薬などがあります。
草むらを散歩される場合は3月〜12頃まで、あまり行かれない場合は4月〜11月頃までが目安です。                   毎月1回が基本ですが、地域や気温によっては年中予防が必要な場合もあります。                       動物病院で相談して、ワンちゃんに合った方法を選んであげてくださいね。 

  • 費用の目安:月1回のスポットタイプ or 経口薬で
    1,000〜2,000円/月
  • 1年通して予防する場合:12,000〜24,000円程度

フィラリア予防と一体型の薬(オールインワンタイプ)もあり、                                     やや高価(1回2,500〜3,500円)ですが手間が省けます。

そのほかの予防対策として以下の内容も有効です:

・お散歩は草むらを避ける

・こまめにお部屋の掃除をする

・ベッドや毛布なども洗濯をする                                                                          


2. 命を守るフィラリア予防

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フィラリアは「蚊」に刺されることで体内に入り、                          最終的に心臓に寄生してしまう恐ろしい寄生虫です。
症状が出た時にはすでに重症…ということも少なくなく、未然に防ぐことがとても大切です。

フィラリアの予防薬は、毎月1回の投薬が基本です。                                    お住まいの地域差はありますが一般的には5月〜12月までが推奨されています。
チュアブルタイプ(おやつのような形状)、錠剤、注射など                               ワンちゃんや飼い主さんのライフスタイルに合わせて選べます。                              

投薬前には血液検査が必要なので、春先(4月〜5月)に動物病院で検査と薬の処方を受けましょう。      フィラリアは恐ろしい感染症なので飲み忘れないように注意しましょう。                            万が一飲み忘れに気づいた場合は、数日程度なら気づいた時点で飲ませても良いみたいですが                         数週間〜1ヶ月以上期間が空いている場合、感染のリスクもあるので                            動物病院の先生に相談してください。

  • 費用の目安:月1回の経口薬 or 注射で
    1,000〜2,500円/月 × 6〜8ヶ月分
  • 合計6,000〜20,000円程度
  • 初回は必ず血液検査(1,500〜3,000円程度)が必要

1年間有効な注射タイプ(プロハートなど)は8,000〜12,000円前後と                        一括で済む選択肢もあります。


3. 混合ワクチンでウイルスからしっかり守る

「うちの子は室内犬だから大丈夫」と思っていませんか?
実は人の靴や洋服に付着したウイルスや細菌から感染するケースもあるのです。

混合ワクチンはジステンパー・パルボウイルス・アデノウイルスなど複数の病気を                      一度に予防できる大切なものです。
一般的には5種〜10種混合ワクチンがあり、地域や生活環境に応じて動物病院の先生と                    相談して選んでください。

子犬の頃は生後2ヶ月から3〜4週間おきに2〜3回接種し、                                 その後は年に1回の追加接種が推奨されます。

  • 費用の目安
    5,000〜10,000円/年
  • 種類によって価格が異なります(数字が多いほど高め)

ペットホテルやドッグランの利用時に接種証明書の提示を求められることもあるので、                  証明書の発行(無料〜500円程度)もお願いしておくと安心です。

ワクチン接種は、ドッグランやペットホテルなどの利用条件にもなっているので                       安心してお出かけするためにもきちんと済ませておきましょう。


4. 狂犬病予防は法律で義務づけられている

Close up veterinarian giving an injection to a dog at hospital.

日本では犬を飼う全ての人に、年1回の狂犬病ワクチン接種が義務付けられています
狂犬病は一度発症するとほぼ100%死亡すると言われている感染症で、人にも感染します。

現在の日本では発生していませんが、世界中では今も多くの国で被害が出ています。
日本の「狂犬病ゼロ」を守るためにも、しっかり接種しましょう。

ワクチンは市区町村に登録された獣医師のもとで接種し、                                   鑑札と注射済票をもらって首輪に付けておくのがルールです。

  • 費用の目安
    2,500〜3,500円前後/年
  • 初年度は「犬の登録料」も必要(3,000円程度
  • 接種後には市区町村から「注射済票」(550円前後)の交付が義務

自治体による集団接種の場合、少し安くなることがあります(2,800円前後が一般的)


まとめ:愛犬の「健康寿命」を守るのは、飼い主さんの愛情と知識

ワンちゃんにとっての健康管理は、「かわいがる」だけではなく、                            適切な予防とケアをしてあげることが何よりの愛情です。

今回ご紹介した4つのケアは、すべてが「当たり前に行うべきこと」ですが                       内容を知っておくことで、より安心して愛犬との暮らしが楽しめます。

「うちの子、今月の予防どうだったかな?」
「注射の時期、そろそろかも?」
そんなふうに、定期的にカレンダーでチェックしたり、動物病院と相談しながら                    愛犬との健やかな日々を続けてくださいね。

次回は「食事の選び方」や「おうちでできる健康チェック」についても紹介しますので、お楽しみに!

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