梅雨の時期になると、「うちのワンちゃん、最近なんだか元気がない」「ごはんを残すことが増えた」そんなお悩みを感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか?
実はそれ、梅雨特有の気候が原因かもしれません。今回は、梅雨が犬に与える影響と、その対策についてわかりやすく解説します。
梅雨の時期、犬に何が起きているの?

気圧や気温の変化で自律神経が乱れる
梅雨は低気圧と寒暖差が激しい季節。人間もなんとなく体がだるいと感じますが、犬も同じように体調を崩しやすくなります。自律神経が乱れることで、元気がなくなったり、寝てばかりになったり、食欲が落ちることがあります。
湿気による皮膚・耳のトラブル
湿度が高くなると、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。特に注意したいのが、皮膚トラブル(湿疹、皮膚炎)や、外耳炎などの耳の病気。垂れ耳の犬や毛が多い犬種は特にリスクが高まります。
散歩不足によるストレスやうつ状態
雨の日が続くと外に出られず、運動不足やストレスが溜まってしまいます。元気がない、遊びに乗ってこない、甘えが強くなるといった変化は、軽い“うつ状態”になっている可能性もあります。
飼い主にできる!梅雨時のワンちゃんケア5選
湿度と室温をコントロールする
室内の湿度は50~60%程度を目安に保ちましょう。エアコンや除湿機の使用がおすすめです。
食欲が落ちたときは工夫してみる
ドライフードだけでは食が進まないこともあります。トッピングを加えたり、ウェットフードに変えるなど、香りと食感を意識すると◎。
室内遊びで運動不足を解消
雨の日でも、室内で遊べる時間をしっかり確保してあげましょう。ボール遊び、引っ張りっこ、知育トイなどもおすすめです。
耳・皮膚のケアをこまめに
散歩の後はしっかりタオルで乾かし、ブラッシングや耳の掃除を習慣に。皮膚や耳に異変がないか定期的にチェックすることが予防になります。
飼い主さんの心のケアも大事
梅雨時期は飼い主さん自身も疲れやすい時期です。愛犬とのスキンシップやおだやかな時間を持つことで、犬にも安心感が伝わります。
おわりに
梅雨は犬にとっても、なかなか過ごしにくい季節です。体調の変化に早く気づいて、日々のケアを少し工夫してあげるだけで、ワンちゃんが快適に乗り切ることができます。
「いつもとちょっと違うかも?」と感じたら、早めに対応してあげてくださいね。
あなたの優しさが、ワンちゃんの元気につながります。

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