「ペットショップで動物を迎えたらダメなの?」

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最近は動物を飼おうとするときに必ずと言って良いほど耳にしませんか?              

「是非 保護犬、保護猫を!里親さんを待っています」

日本では毎年数十万頭の犬や猫が新しく飼われています

その多くはペットショップを通じて私たちのもとへやってきます                 

でも、ペットショップに並ぶ動物たちは、ブリーダーが繁殖し、時には仲介業者や           「動物オークション」を経てやってきた子たちです。

店頭で飼い主さんを待つ子たちが、みんな売れて家族が決まるわけではありません

では、売れ残った犬や猫はどうなるのでしょうか?

• 大幅な値引きをされ「在庫処分」のように安価で販売される

• ブリーダーに返品される

• 一部は保護施設や保健所に送られる

そして、行き場を失えば…殺処分される場合もあります

この流れの原因、実は「需要があるから、供給する」構造によって起こっています。

私たちが「買う」ことで次の命が作られ、また余る

それが殺処分を生む一因になっているのです。

「ペットショップで買わないで」って本当に正しいの?

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一部の動物愛護団体などが「ペットショップでは絶対に買わないで」と強く呼びかけています

その思いは理解できますが、でも現実には少し複雑です

たしかに需要が減れば、生産は抑えられます

生産が減れば、余剰の命(=行き場のない動物)も減り、殺処分は確実に減っていくと思います。

けれど一方で、すべての人が保護施設から迎えられるわけではありません。

• 小さな子どもがいる家庭

• 共働きで不在時間が長い世帯

条件に合わない人たちもたくさんいます

そして何より、すべてのペットショップやブリーダーが悪ではないのです

愛情を持って育て、健康管理や引き渡し後のサポートまで徹底している              動物に優しい方々もちゃんといます。

むしろ今の流れの中で苦しんでいるのは、そういった「良心的な人たち」だと思います。

構造を変えるには?

「生体販売を全部やめろ」では、現実的に難しいかもしないですよね?

けれど構造を少しずつ変えていく方法はあります

• 保護犬・保護猫を迎える選択を「最初に考える」

• どうしてもショップで迎えるなら、信頼できる店・ブリーダーを選ぶ

• 消費者が見る目を持つことで、良い業者が生き残る仕組みをつくる

• 社会としても、保護施設・譲渡活動・認定制度などの支援を強化する

こうした積み重ねで、確実に“命のムダ”は減っていくと思います。

何が正しいかは、自分で決断する

「ペットを飼う」というのは、単にかわいい家族を迎えるだけじゃありません

それはひとつの“命の責任”を背負うことでもあります。

何を選ぶか

どこから迎えるか

それぞれの事情や考えがあって当然です

でも、その選択の一つ一つが、未来の命を左右します

• 知ること

• 考えること

• 選ぶこと

これが私たちにできる最初の一歩なのかもしれません

保護犬・猫の里親を探せるサイト一覧

保護動物を迎えたいと考えたとき、全国の保護団体や個人が登録している                    譲渡マッチングサイトを活用すると便利です。

代表的な譲渡マッチングサイト

サイト名特徴
OMUSUBI(お結び)保護団体と連携した里親マッチングサイト。登録団体の審査があるので安心。ペットの性格や特徴も詳しく掲載
ペットのおうち登録数最多の里親募集サイト。全国の個人・団体が登録。条件検索が充実
いつでも里親募集中長年の実績がある老舗サイト。地域・種類・年齢などから検索可能
ジモティー(里親カテゴリ)地域密着型の掲示板。里親募集コーナーがあり、近場で探したい方に便利。やや自己責任が必要

補足ポイント

• 譲渡条件(年齢制限、家族構成、住宅環境など)があるので、事前に確認を

• 一度見学・お見合いが必要なことが多いです

• トライアル期間(仮の飼育期間)を経て正式譲渡されるケースが一般的

良心的なブリーダーの見分け方

ブリーダーから犬猫を迎える場合は、「この人からなら命を任せられる」と               思える人を選ぶことが大切です。

良心的なブリーダーに共通する特徴

観点チェック内容
飼育環境衛生的で明るく、動物のストレスが少ない環境か。母犬・兄弟と一緒に育っているか
見学の可否「見学歓迎」「親犬にも会える」と言ってくれるか。隠すような素振りがないか
健康管理ワクチン証明、健康診断、マイクロチップ装着の説明が丁寧か。体調が安定する時期まで引き渡しを待ってくれるか
飼い主への確認質問に答えるだけでなく、こちらの生活環境も確認してくる(=命を大事にしている証)
繁殖回数母犬の繁殖回数が制限されているか(目安は年1回程度が望ましい)。年齢による引退も設けているか
アフターケア飼育相談・引き取り・終生サポートなど、譲渡後のフォローを用意しているか
動物取扱業登録正式な「動物取扱業」の登録番号を持っているか。確認できる書類があるか

避けたいブリーダーの特徴

• 「とにかく早く売りたい」「安くするからすぐ連れて帰って」と急かす

• 見学不可・母犬を見せない

• 複数犬種を乱繁殖(“多品種大量繁殖型”)

• 引き渡しが極端に早い(生後45日未満など)

こういったブリーダーは避けてください。

最後に

保護施設から迎えるにせよ、ブリーダーから迎えるにせよ

選ぶ側の意識と責任ある判断が、命の未来を左右します

どこから迎えるかも大切ですが、どう迎えて、どう育てるかがもっと大切です

この記事を通じて、たくさんの命が幸せに繋がる選択が広がれば嬉しいです

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