こんにちは。犬を飼い始めたばかりの方
これから迎える予定の方、本当におめでとうございます!
ワンちゃんとの暮らしは毎日が楽しく
癒されることの連続ですが
「何をすればいいの?」「何が必要?」
と不安になることも多いですよね。
今回はその中でも「絶対に外せないケア」のひとつ
狂犬病ワクチンについてお話します。
■ 結論:狂犬病ワクチンは“必ず”打ちましょう

ズバリ結論からお伝えします。
狂犬病ワクチンは「必ず」打つべきです。
なぜなら、これは法律で義務付けられている接種であり
私たち人間や社会全体を守るためにも欠かせないものだからです。
日本では「狂犬病予防法」という法律があり
犬を飼い始めたら30日以内(生後91日以降)に市区町村に登録し
年に1回、狂犬病予防注射を受けることが義務となっています。
私はうちのチワワを飼い始めたとき
「こんなに小さい子に注射するの!?」
と正直不安になりましたが
あっという間に終わるシンプルな注射で
ワンちゃんにも大きな負担はありませんでした。
■ 打たないとどうなる?「日本では大丈夫」は危険な思い込み

「日本では狂犬病なんて聞かないし、打たなくても平気じゃない?」
そんな声も時々耳にしますが、これは大きな誤解です。
たしかに日本は1957年以降
国内での狂犬病発生はありません。
でもそれは全国の飼い主さんが毎年
しっかり予防接種をしているからに他なりません。
狂犬病は一度発症すると
ほぼ100%の致死率を誇る非常に恐ろしい病気です。
しかも、人間にも感染します。
世界では毎年およそ6万人が狂犬病で命を落としており
東南アジアやアフリカではまだまだ深刻な問題。
海外からの輸入動物や違法なペットの持ち込みなど
油断できないリスクは今も存在しています。
ワクチンを打っていなければ
法律違反になるだけでなく
万が一のときに「咬んだ犬は殺処分」になるケースもあります。
つまり、愛犬の命も守れないのです。
■ 接種することで安心して暮らせる理由
狂犬病ワクチンを接種していれば
万が一人を噛んでしまった場合も
「適切に管理されていた犬」として扱われ
経過観察で済むケースが多くなります。
また、ワクチン接種済みであれば
ドッグラン、ペットホテル、トリミングサロンなどの
施設利用がスムーズに。
ほとんどの施設で狂犬病接種証明書の提示が求められます。
私は年に1回春の時期に
近くの動物病院で接種していますが
ほんの5〜10分程度で終了
その場で注射済票ももらえて安心です。
注射済票は必ず首輪に装着し
「この子はしっかり管理されています」という証明にもなります。
■ 接種の時期と方法
接種のベストタイミングは
毎年4月〜6月が目安です(地域によって異なる場合あり)。
生後91日以上の犬は
登録と初回接種を済ませる必要があります。
- 登録:1頭につき約3,000円
- 狂犬病ワクチン:2,500〜3,500円程度
- 注射済票交付:550円前後
合計すると、初年度で約6,000〜7,000円前後が一般的な目安です。
2年目以降はワクチン代と注射済票の費用だけになります。
自治体によっては公園や施設での集団接種もあり
少し安く済ませられる場合もあります。
■ まとめ:ワンちゃんの命と社会の安全を守る、大切な一歩

狂犬病ワクチンは義務でありながら
愛犬と安心して暮らすための大切なマナーでもあります。
「うちの子は大丈夫」と思っていても
いつ何が起こるかわからないのが命を預かるということ。
毎年1回の注射で、愛犬の命
そして家族や地域の人たちの安全を守ることができます。
少しでも不安がある場合は
動物病院に相談してみてください。
大切な愛犬とずっと安心して暮らしていくために
狂犬病ワクチンを必ず接種しましょう。
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