「もう1匹、迎えたいな。でも、男の子同士ってケンカしやすいって聞くし…」
そんなふうに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
特にチワワの男の子は、気が強くてプライドも高く飼い主に対しての独占欲も強いです。 多頭飼いとなると「本当にうまくやっていけるのかな?」と心配になりますよね
ですが、ポイントを押さえた飼育方法を心がければ、 彼らはとても仲良しで微笑ましい関係を築いてくれます。
我が家も歳の近いロングコートチワワの男の子を2匹飼っていますが 仲良く暮らしてくれています。
今回は、チワワの男の子を多頭飼いするときの注意点、気をつけたいリスク そして男の子同士ならではの可愛い日常をご紹介します。
男の子チワワの多頭飼いが難しい理由
1. 縄張り意識とリーダー気質

チワワの男の子は、見た目に反してとてもプライドが高く、「自分がこの家の主役!」 という意識を持っている子が多いです。
特に先住犬が1匹で過ごしてきた期間が長いと、新入りが来たときに縄張りを侵されたような 気持ちになってしまうことも。うなる、吠える、体当たりなどの行動が出る可能性もあります。
特にご飯の時などは、自分のご飯を取られないように威嚇したり、 完全に敵として認識しているような態度をとります。
2. 発情期のストレス(未去勢の場合)

男の子同士であっても、発情期には神経がピリピリしやすく マウントやマーキング行動が過剰になることがあります。
お互いをマウントし合うような状況になると、上下関係が崩れ ストレスの原因になることもあります。
放っておくと本気のケンカが始まるのでその前に必ず止めましょう。
3. おもちゃや飼い主の“取り合い”
男の子は甘えん坊で、飼い主さんへの愛情もとても強い傾向があります。 だからこそ、あなたの膝の上や視線、自分だけがあなたとおもちゃで遊ぶ「独占」 をめぐって先程の話と同様、ケンカが起きるきっかけになります。
男の子チワワ同士を仲良くさせるコツ
1. 先住犬を優先するのが鉄則

どんなに新入りが可愛くても、最初におうちにいた先住チワワを優先してください。 ごはん、散歩、声かけ、どれも“先住→新入り”の順で。
犬は上下関係に敏感です。「自分がリーダーだ」と安心させることで 新入りにも余裕を持って接することができるようになります。
2. ケージ・トイレ・食器は完全に分ける
最初は完全に分離して生活させるくらいがベスト。トイレの場所も、寝床も、 ごはんの器も別にして、お互いのペースを尊重するようにしましょう。
いきなり一緒にさせようとせず、柵越しに顔を合わせる→一緒に散歩する→同じ部屋で遊ぶ…と 段階的に慣れさせていきましょう。
我が家も最初の2ヶ月程度は完全に分けていました。
3. 去勢の検討
去勢手術をすることで、ホルモンバランスが落ち着き、マウンティングやマーキング 攻撃性などがかなり和らぐケースがあります。
落ち着いた多頭飼いライフを目指すのであれば、早めに検討してみてもいいと思います。
去勢については別の記事でも詳しく説明しますが、 去勢をすることによって防げる病気などもあるので将来繁殖を考えていないのであれば 早めに去勢することをオススメします。
男の子チワワならではの“可愛すぎる光景”
1. 兄弟のようなじゃれ合い
最初は緊張していた2匹も、時間とともにまるで兄弟のような関係に。おもちゃを取り合ったり、 ソファの上でくっついて寝たり…とにかく癒される光景がいっぱい。
片方のチワワを怒った場合も、もう1匹のチワワが「兄弟を怒らないで!」と 言わんばかりに間に入ってジッとこっちを見つめてきます。
2. 飼い主への甘えっぷりが倍!
男の子チワワはとにかく甘えん坊。そんな子が2匹になると、「どっちの膝に乗ろうか」 「ぼくもなでて~」と交互にアピールしてくれます。
ケンカする時期を超えて2匹が仲良くなれば一緒に仲良く寄ってきてくれます。
家事の合間や夜のリラックスタイムに2匹が寄ってくる瞬間は、何にも代えがたい幸せです。
3. ボーイズトーク(?)のような鳴き声のやりとり
まるで人間の男の子同士がひそひそ話しているかのように、 低く短く鳴いて意思疎通しているような姿も。
“男の子だからこそ”の控えめなコミュニケーションが、見ていて微笑ましいですよ。
私たちにはわからない絆があるのかもしれません。
まとめ:大変だけど、それ以上に深い絆が生まれる

男の子チワワ同士の多頭飼いは、確かに難しさもあります。 最初は戸惑うことも多いですが、時間をかけて信頼関係を築いていけば 女の子同士にはない「ちょっと不器用で、でも愛情深い関係」が見えてきます。
すぐに仲良くなるわけではないけれど、少しずつ歩み寄るその姿が 飼い主にとっても学びと感動の連続です。
もし今、「もう1匹の男の子を迎えようか」と悩んでいるなら ぜひこの喜びを体験してほしいと思います。
あなたの優しさと時間が、2匹の絆を育てる土台になります。そしていつか 2匹がくっついて眠る姿を見て「迎え入れてよかった」と感じる日が来ると思います。
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